特集号第1弾・2弾では、中国に赴任している教師の皆さんに「中国で日本語を教えるやりがい」について、ご紹介いただきました。今回が最終号の第3弾では、現在、「寧夏自治区(中国)」の北方民族大学に赴任している目黒精一さんからのレポートを通じて、現地の情報や学生との交流などについてご紹介いたします。これから日本語教師を目指す方やすでに日本語教師としてご活躍頂いている方はもちろん、中国に興味がある方も楽しめる内容になっておりますので、ぜひご覧下さい。
センター派遣教師 | |
目黒精一さん
2011年9月から2014年7月まで福建師範大学へ赴任。 現在は、北方民族大学(寧夏自治区)で活躍中! |
当センターは、1989年、「中国国家外国専家局(中国の国家機関)※」との間で日本語教師派遣に関する協議書に調印し、以来、今日までに当センターと専家局との共同事業として、1700名を超える教師を派遣してまいりました。
当センターが中国へ派遣する日本語教師には、教員としての教壇経験を生かして、日本語教師としてご活躍されている方はもちろん、民間企業出身者の方でも、日本語教師の資格を取得された後に、ビジネス通じて培ったスキルや能力を活かして、中国の学校で活躍されている方もいらっしゃいます。
ここ最近の日中関係が困難な中でも、日本語教師による中国での日本語教育を通じてさまざまな交流が続いており、中国側からも高く評価されております。現在も、学校側より多数の派遣要請があり、当センターといたしましては、日本語教育を通じて国際貢献したいと考えていらっしゃる方々を一人でも多く送り出し、日中友好の促進のため、この事業を発展させていきたいと考えております。
事業の主旨をご理解いただき、一人でも多くの方々にご応募いただければ幸いです。
※中国国家外国専家局について
中国の中央人民政府である「国務院」の機構にある22の「部(日本の省にあたる)」の一つである「人力資源和社会保障部」に所属する直属機構です。
2014年11月28日
公益財団法人日中技能者交流センター
専務理事・事務局長・教育交流部長
新井 力
特集号第1弾に引き続き、第2弾でも、中国で日本語を教えるやりがいについて、現在も中国でご活躍されている方に、お伺いしました。
センター派遣教師 | |
昼間秀夫さん
2011年9月〜2014年7月まで北京理工大学へ赴任。 現在は、寧夏大学(寧夏自治区)で活躍中! |
北京市ってどんなところ? |
「北京市は中国の悠久の歴史を感じることのできる名所旧跡が至る所にあり、その一方荒削りながら近代的な高層ビルが空を狭くしています。幅100メートルほどの広い直線道路には高級車が先を競って走っています。地下鉄が近年発達して便利なのですがそれ以上に人が首都に集まってきて、どこも人々の活発な動きにびっくりさせられます。」 |
中国新学期(2015年9月)に向けた日本語教師を募集します。昨年好評だった2014年度募集特集(『中国で日本語を教える魅力って何ですか?』)に引き続き、今回の2015年度の派遣教師募集特集では、『中国で日本語を教えるやりがいとは?』について、現在も中国へ赴任中の教師3名の皆さんにお話をお伺いました。9〜11月まで間で当センターのホームページで順次公開いたします。中国に滞在し、現地の人々と交流しているからこそ分かる日本語教師の魅力について、一人でも多くの方々に知っていただき、応募していただければ幸いです。
また、11月1日(土)14:00〜15:30に、「にほんごの凡人社(麹町店)」にて、、無料イベントを開催いたします。2014年7月に帰国したばかりの田丸勉教師(天津市南開大学赴任)をお招きし、「外国で日本語を教えてみたい」と考えている方に、中国での日本語教育事情、学生との触れ合い等についてお話し頂きます。当日はセンター職員から2015年度の派遣説明も行いますので、興味のある方は是非ご参加下さい。
※なお、イベントに参加するためには予約が必要ですので、凡人社まで(下記参照)お問い合わせ下さい。
「にほんごの凡人社」(麹町店)
TEL:03-3239-8673 FAX:03-3238-9125
e-mail:
[email protected]
センター派遣教師 | |
石脇千代子さん
2013年9月〜2014年7月まで東北電力大学へ赴任。 赴任経験回数は7回。現在は南開大学(天津)で活躍中! |
吉林省ってどんなところ? |
「吉林省は中国東北部に位置し、南は瀋陽・大連のある遼寧省、北はハルピンのある黒竜江省に挟まれています。吉林省の東部は北朝鮮やロシアとも国境を接しています。省都は長春で、長年にわたり優れた日本語教育が実践されているところです。」 |