当センターは10月28・29日の両日に亘り、浙江省の寧波永発集団有限公司において日本の中小企業診断士による研修会「製造現場がみるみる良くなる、ものづくり改善の実践的進め方」を開催した。この研修会はセンターが中国国家外国専家局と共同して取り組んだ初めての試みであった。
日本からは永井センター常務理事、楊中国人社部服務中心駐日総代表(通訳)、清瀬中小企業診断士(古森コンサルタンツ所属講師)が参加、中国側からは寧波永発集団有限公司の胡会長を始め経営幹部がまた寧波市専家支局、浙江省商務支局の行政関係者が参加し、公司が取り組んでいる精益生産管理(トヨタ式生産管理)の諸課題解決に向け生産ライン等について具体策を提言した。
帰国後に、永発集団コンスから今回の研修を踏まえ一定期間毎に継続的な助言を行って欲しいとの要請があり、取り組むこととしている。
センター一行は30日杭州(浙江省省都)の専家局を訪問、張副局長に今回開催したプログラムの継続実施と拡大について支援を要請すると共にその他の研修プログラムについて提案を行った。張副局長からは、有意義な研修でありできる限り協力する。また中国が取り組む千人計画に基づき、より高度な技能を持つ人材の派遣について要請があった。
それぞれの事業については今後連携を密に協力して取り組むこととしている。
寧波永発集団本社玄関にて胡会長以下中小企業診断検討会参加者一同
寧波永発集団胡会長以下経営幹部
(公財)日中技能者交流センターの参加者
清瀬中小企業診断士による現場視察、指摘・提言
検討会2日目の清瀬講師によるセミナー(70名)
浙江省専家局表敬訪問、張副局長に支援を要請