~陽光とともに公益の道をともに歩もう~
7月15日に第3回カフェが開催され、楊賦臻さん(中国人力資源・社会保障部国際交流服務中心駐日代表)が「河北省陽光公益ボランティア協会」の活動を中心に報告しました。日本のマスコミは、中国の目覚ましい経済発展の一方で、貧富の格差が拡大していること、山岳部や農村地帯では、出稼ぎに出る親から引き離され、教育も受けられず、食事もままならない多くの子供たちがいる過酷な現実を伝えています。楊さんによれば、そんな中で、若者たちが中心になって子どもたちのための支援活動等を続けています。彼らのツールは、SMSやQQなどで、特定の事務所を持っているわけではありません。若者たちのインターネットを通じた呼びかけに賛同して、募金活動やチャリティー公演が行われ、実際に「希望小学校」や「愛心図書館」が地域に作られてきました。長年にわたるこうした活動は、河北省民政府も認めるところとなり、「河北省陽光公益ボランティア協会」として正式の民間公益団体となったそうです。「陽光とともに公益の道をともに歩もう」-これは、「協会」の基本となる考えだそうです。
座談会では、楊さんの話をベースに意見交換が行われました。「友の会」がこの活動に協力できないだろうかとの意見の延長に、実際に現地に行って子どもたちと交流することの大切さ、音楽を通じた交流、文具やコミックの寄贈、等様々なアイディアが出されました。「友の会」では、この話し合いをも踏まえて、草の根交流の可能性を考えてみたいと思っています。
練馬区役所で働いている高橋修司さんからは、練馬区と姉妹都市である北京市海淀区での大学生との交流、また、日本での中国人留学生支援のお話を伺いました。
(楊賦臻さん河北省陽光公益ボランティア協会講義中)