第2回中国人日本語教師オンライン研修会を開催
中国各地の日本語教師88人が受講しました
中国人日本語教師スキルアップ研修会を今年もオンライン上で開催しました。
オンラインでは、昨年に続き2回目の実施となります。講師は、昨年と同様、日本語のスピーチのスペシャリストである笈川幸司講師です。7月27日から5日間3時間研修会を実施しました。今回は、中国各地の大学や学院等の日本語教師を中心に日本語専攻の学生達88人が受講しました。
今回の研修会開催にあたり、中国科学技術部、中国国際人材交流協会、各省ご担当者や学校機関等に全面的な協力をいただきました。感謝いたします。
さて、今回の研修会の特徴は、教科書通りの授業ではなく、グループ討論や、スキルを自ら体験することにより日本語能力を定着させるという実践的な授業です。笈川講師独自の「笈川メソッド」を活用し、型と型の間に自分の話したいことを挟みこみ一つのスピーチにします。このようにして、笈川メソッドを使用して繰り返し練習することにより、短かったスピーチが、どんどん広がり沢山話せるようになります。
受講者は、画面の前で笈川講師の講義を聴きながら練習し、グループにわかれ、ディスカッションや発表の練習をします。最後に、講師から指名されたら全員の前で発表し、その発表に対する意見を聞きます。研修会では、日本人らしい日本語の習得方法、スピーチコンテスト等の作文表現、学生を自信に導くほめ方や面接対策等を実践しました。他にも、ADHG等発達障害の生徒への対応や叱らない子育て等心理面や教育面等さまざまな課題について触れ、受講者は自らの考えを発表しました。研修会を終えた受講者には、主催である当財団と中国人材交流協会の名で履修証明書を授与しました。
来年度は、新型コロナウイルスの状況を見極めつつ、オンラインに加え、中国現地での研修会開催も計画・検討をしていきます。
◎主催者か挨拶
~研修日初日、主催者より、受講者の皆さんへ激励のメッセージを送りました~
「笈川先生授業風景」
「真剣に授業を受ける受講者たち」
「研修会参加で記念写真」