大きな成功を収めた中国人日本語教師研修会を開催
オンライン形式で146名が参加
中国人日本語教師スキルアップ研修会をオンラインで開催しました。今回吉林省の大学・学院で、受講生が参加しやすいように学校が夏休み中の8月8日から12日までの5日間、日本時間午後8時から10時半までの時間帯で設定しました。
当初20名程度の参加を予定していましたが、想定を大きく超えて最終的には37校146名の日本語教師が参加しました。
研修会の開催にあたっては、中国国際人材交流協会とその公司をはじめとして、山東省と吉林省の科学技術庁や国際人材交流協会の全面的なご協力をいただきました。また、講師には、日本語教育の世界で著名な笈川幸司氏をお招きしました。
研修会初日には、主催者挨拶に続いて、ネイティブスピーカーらしい発音とアクセント、2日目、3日目は、笈川流「型」の活用、4日目、5日目は、スピーチの仕方や、面接対策、小論文対策等の演習を行いました。
この研修会は、2019年12月29日に当財団と中国国際人材交流協会が結んだ協議書に基づくものですが、この間の新型コロナウイルスの世界的な感染により実施が延期されてきたものです。現在、日本でもコロナ感染の第7波に襲われており、今後の見通しも立たない状況の中で対面式でなくオンラインによる研修会の可能性を関係団体と探ってきました。
研修会は、大きな成功を収めることが出来ましたし、その反響の大きさと関心の高さは、ウイズコロナ時代のこれからの研修会の在り方を示唆するものとなりました。
5日間大盛会の研修会でした。受講修了者には、後日、「修了証書」が授与されます。
日中技能者交流センター 新井力 副理事長
中国国際人材交流協会 夏兵 副主任