柴野たまの 講師
初回は「音声」と「日本語表現」を中心に議論、2回目は聴解・読解・敬語の指導に重点をおきました。今回は「言外の意味」を婉曲・比喩などの表現と共に考え、いくつかの助詞を検討しました。
私たちは頭の中で言葉を用いて考えています。日本人は聞いた言葉を頭の中で漢字に変換、漢字でものごとを考えていると言えるかもしれません。知っているから読める「麻生太郎、羽生弦や羽生善治、生方つたえ」など中国起源の漢字でも日本語の音と訓の多様な読みに苦労する中国人学習者は多いようです。
「生まれて生きて生活して…」音と訓の読みがとても多い「生」、「生がつく言葉を集めましょう」とグループ対抗を試みました。競争になると一生懸命にも拍車がかかり、見る間に黒板が「生」の言葉で埋まっていきました。「あら?あれは?」わからない言葉もいくつか…中国の地名でした。最後に「生ごみ・一生・生きがい」など、3グループ以上が共通して書いた言葉を選び漢字ビンゴを楽しみました。
今回は大学院生の参加が多く、動詞の辞書形を覚えるゲームに白熱、炭坑節の振付で踊った「きよしのズンドコ節」にのりのりでした(「のりのり」は今年、広辞苑にも収録された若者言葉)。遊びの中に学びあり、楽しいクラスにするために皆で考え活動した2日半でした。
ウオーミングアップ「日本語と日本文化」
「生」
「第6回スキルアップ研修会集合写真」
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