柴野 たまの 講師
私の第一声「皆さん、日本のじゃんけんを知っていますか」、「は~い、最初はグー!です」。
参加者全員で輪になってジャンケンをした結果、3名がパー、あと全員がチョキを出しました。「この3名はグループです」。わけもわからずにジャンケンを始めた皆さん、目的が分かって次々に5名、8名とグループが出来、研修テーマに沿って話し合いを始めました。自分の考えを言い、人の意見を聞いて、改めて日本語と向き合い、認識を新たにしたようです。
ちょっと一休み、クイズです。「ここに1枚の新聞があります。この新聞を何回折ったら(仮定:もし折れたら)富士山の高さになるでしょう。新聞100枚で約2cmです」
まず、予想した数字を挙げてもらいます。次に、1回・2枚、2回・4枚と板書しながら「1回折ると2枚になります、2回折ると4枚になります」と全員で続けます。8枚、16枚、32枚、64枚…7回折ると128枚、約2cmです。8回折ると4cm~、同様に続け13回折ると128cm、約1m、…20回折ると128m、約100m、…25回折ると3200m…途中の切り捨てを考えるともう富士山の高さになりますよ、一番近い数字は誰でしょう。
何度も「~折ると~になります」を唱和、同じ数字を繰り返すので数字がすらすら出てきます。「回/枚/cm/m」など日本語に多い助数詞の練習にもなるかと取り入れたのですが、「~すると(必ず)こうなる」という仮定条件の「ト」を意識するのにも「富士山クイズ」は良いかもしれません。
「1年生になった気持ちで…」と研修会冒頭の専家局の挨拶そのままに、先生方は初級の遊びにも一生懸命取り組み、楽しんでおりました。
研修中にすっかり打ち解けた皆さん、最後は「北国の春」2拍4拍子のリズムに乗ってフォークダンスも軽やかに…あっという間の2日半でした。
今から歌に合わせて動作をしましょう
そ〜の〜手を〜♪ うえに♪〜
北国の春
|目次に戻る|