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中国の「働くママ」の現実

 先日、「新米ママ」の私は7ヶ月ぶりに職場に復帰した。
 そして、毎日搾乳器を使って絞った母乳を会社から家へ持ち帰る「背乳族」の一員となった。復帰する前、「搾乳時間があるかどうか」、「どこでやるか」、「子供は家でちゃんと飲むか」など様々な不安を抱えていたが、職場に来てみると、これらの不安がすっかり吹き飛んでしまった。
 職場は、授乳期の女性社員のために搾乳専用の「愛心小屋」を用意している。そこで一日2回、ママ同士でしゃべりながら、子供の「食糧」を作る。
 そして、子供が1歳になる迄毎日1時間早く退勤できる。現在、私は働くママとして楽しく働いている。
 しかし、働くママ、特に私のような職場に復帰したばかりの「新米ママ」たちは、必ずしも全員仕事と育児を両立させることができるわけではない。団地内のママ同士たちの話によると、職場の育児環境が厳しい所がまだあるそうだ。
 例えば、国内有数の検索エンジン会社で働いているQさんは、「育児休暇が終了後、会社に復帰したが、授乳時間確保のために、出張の少ない部署への異動を申し出た。だが、やはり残業が多いため時間通りに退勤できない」と語った。また、製造会社で働いているCさんも「男性社員の多い会社だから、専用の搾乳室がない。毎日会社の閲覧室の隅でこっそりとやっている」と苦情を言っている。
 このように、中国の育児環境は年々と改善されているが、職業や職場によって、育児環境が厳しい会社で働いている「働くママ」はまだ少なくない。従って、女性だけの問題ではなく、社会全体から注目を集めるべき問題でもある。

(SJJ)

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