日中技能者交流センター、JCSEC

日中技能者交流センター
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第47回理事会、第31回評議員会を開催

コロナからの回復を反映した事業計画・予算が承認されました

 3月25日、当財団の2024年度事業計画並びに予算等を審議する第47回理事会、第31回評議員会が、当財団会議室において開催されました。
 24年度の当財団の事業計画は、「コロナ禍の影響が残り取り組みが遅れている課題」への対応が大きなテーマとなっており、なかでも、コロナ禍で減少していた技能実習生並びに特定技能生の受入れ規模の回復、大きな影響を受けていた国際交流事業の立て直し、職員の労働条件の向上等を目指しています。
 具体的には、①企業当たりの技能実習生受入れ人数拡大と新規受入れ職種及び新規受入れ企業の開拓、②増加傾向が続いている特定技能生受入れ数のいっそうの拡大、③日本語教育推進事業の発展的な整理と新分野での協力への取り組み、④各国との交流強化のため訪日団及び該当国訪問団等の組織及び実施、等を推進していきます。
 上記の事業計画並びに予算は、各会議において参加者全員一致で承認され、24年度の事業がスタートしています。

評議員・交代者
(任期:2023年度~2027年度定時評議員会まで)
新任  石上 千博  全日本自治団体労働組合 中央執行委員長
退任  川本  淳  全日本自治団体労働組合 前中央執行委員長


評議員会における審議
評議員会における審議


理事会であいさつする岡島理事長
理事会であいさつする岡島理事長



国際交流事業の本格的再開に向け

調整協議訪中団を派遣しました

 当財団は、2024年度の事業展開に向けて訪中団(新井副理事長、鮎澤専務理事)を3月12日から15日の日程で北京市に派遣し、中国のパートナー組織である中国職工対外交流中心、中国人力資源和社会保障部国際交流服務中心、中国国際人材交流協会との業務会談を開催しました。
 中国のパートナー組織との日本語教育事業や新規事業については、コロナ禍の影響で対面での協議や交流を再開できなかったことから、訪中団を派遣して事前協議団や新規事業の協議の進め方などについて事前調整にあたることにしました。
 職工中心と服務中心との業務会談では、これまでの友好と信頼の歴史を大切にしながら、これまで以上にパートナーシップを強化するとともに、新しい事業の協議を継続していくことにしました。
 また、国際交流協会とは民間交流の重要性を再確認するとともに、今後もスキルアップ研修会の開催を継続しながら新しいプロジェクトを検討していくことにしました。
 また、事業協議団について、本年度は3つのパートナー組織の内、職工中心の訪日団の受け入れを再開し、服務中心と国際交流協会とはオンラインによる協議、交流を継続していくことを確認し帰国しました。


中国職工対外交流中心
中国職工対外交流中心


人社部国際交流服務中心
人社部国際交流服務中心


中国国際人材交流協会
中国国際人材交流協会



にほんごでもの語りしませんか

子供の時の夢のこと。(インドネシア実習生より到着)

シンディ オクタニサ プトリ スシロさん
配属企業名:㈱サンデリカ宇都宮事業所
日本入国日:2023年11月24日(技能実習1号)

 アニメを見て好きだと思い、日本に行きたいという夢ができました。
 まさか、その夢が叶うとは思いませんでした。去年の5月サンデリカと言う会社の面接に合格し、同じ夢を持った友達と一緒に日本に行きました。その時はドキドキとワクワクと同時に緊張し、本当に日本に行けるんだと実感出来ました。最初に日本にいる時11月でこんなに寒いのかという印象を受けた同時にふと空を見上げてみると空が青く綺麗だと感じ、今まで頑張ってきて良かったなと泣きそうになるほど感じました。
 一緒に行った友達の中に、私にとって妹存在のハナがインドネシアのセンターだった時からずっと仲良く、身近にいてくれたおかげで、最初に会った時は日本語がまだまだだったけど、明るく、優しく接してくれたおかげで今は会話ができるほどのレベルになりました。そんな明るくて優しく教えてくれたハナが大好きです。これからもずっと仲良くなれたらなと考えてます。
 子供の時考えていた日本に行くという夢はもう叶いましたが、今の私にはまだまだ叶いたい夢が沢山あります。その中でも1つ紹介するならば、この目で桜を見たいです。私は桜が好きでよくインターネットで検索をかけてみてます。写真から見ても綺麗だと感じ、生で見れたらどれほど綺麗なのかと思い春が来るのが楽しみです。綺麗な桜を大好きなハナと見に行きたいと思っています。
 これからも夢を友達と一緒に叶えていきたいです。


右側がシンディさん、左側が文中に出てくるハナさんです
右側がシンディさん、左側が文中に出てくるハナさんです



技能実習情報掲示板

特定技能外国人の受入拡大方針が決定しました(政府閣議決定)

~5年間で上限枠を82万人に設定~

 政府は3月29日の閣議にて「1号特定技能外国人」の受入れ枠の上限数や分野を追加しました。

 


時間外労働時間(残業)の上限規制が開始されました(2024年4月1日より)

 働き方改革関連法にて以下の業種の法適用の猶予期間が終了し、4月1日より残業規制対象が追加となります。

 



一ツ橋

直に見た中国

 4年振りに中国威海市に出張をしてきた。目的は実習生面接であるが、コロナ前後での中国国内の様子を伺うには良い時期であったと思う。一番気になっていた不況による市民の様子であるが、コロナ前と余り変わらないと言う印象だった。買い物、飲食等購買意欲に変化はないと思う。市民のマナーには少し変化があり、街中で車のクラクションを聞く事はほとんどない。
 又、飛行機の中でも大きな声で電話を掛ける人もほとんどいなかった。ただの偶然かもしれないがマナーが良くなったと思われる瞬間だった。中国メーカーの電気自動車に乗らせてもらったが性能、デザインも非常にレベルが高く、走っている電気自動車が非常に多かった事が印象に残っている。
 総じて不況で生活が苦しくなっている様子はほとんど感じず、マナーが向上して静かに生活されているとの印象が強かった。それに比べて日本はどうなのか、一度考えてみたいと思う中国出張であった。

(I.O)



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