2023年度地方ブロック代表者会議(合同開催)を開催
オンラインセミナー形式で新しい人材育成の方向性を共有しました
2024年2月9日(金)「2023年度地方ブロック代表者会議(合同開催)」を開催しました。今回は、全国各地の参加企業、地方担当者をZOOMで結び、「オンラインセミナー:新制度の要点と最近の動向」という形式で開催し、財団会員企業30名余りの多くの方々に参加していただきました。
このセミナーでは、「技能実習制度に関する留意点」(塩田常務理事)と「技能実習制度・特定技能制度の見直しの現状について」という視点で、「有識者会議」の最終報告、今後変更される技能実習制度、特定技能制度の現状、セミナー当日に開催された関係閣僚会議の政府方針を含め、(公財)国際人材協力機構(JITCO)実習支援部・斎藤副部長より説明していただきました。
今回、施行が予定される新制度は、受入れ企業、監理団体、送出し機関、実習生にも大きな影響を与えることが考えられ、その制度改定の最新の情報を、国会での審議前に財団会員企業のみなさまと共有化することができました。当財団としては、今後も、新制度詳細化の動向をつかみ情報共有に引き続き努めていきたいと考えています。
開会あいさつをする岡島理事長(手前右)
全国の参加者をZOOMで結んで
斎藤講師から説明をいただきました
歳時記
実習生のふるさと ネパールお国柄レポート 第2回
家族を大切に
ネパール人は、「家族」を大切にします。家族が病気になったら看病のため仕事や学校を休むことは当然であり、家族に困ったことが起これば皆で助け、お金の援助なども惜しまない傾向があります。また、ネパールには「年上を敬う」という文化が根付いています。親の世話は家族の義務と考えられており、多くは家族と一緒に住み、年配者を大切にします。日本にも年上を敬う文化はありますが、ネパールはそれ以上に重要視しています。
ネパールのお祭り
ネパールのお祭りについてです。ネパールにはお祭りがたくさんあります。有名なのが、毎年10月に「ダサイン」というヒンドゥー教徒の一番大きなお祭りがあり、10日間開催されます。また、10月末~11月初旬には収穫祭「ティハール」も開催されます。国民の8割がヒンドゥー教徒であることから、この時期のネパールは帰省ラッシュとなります。親戚のところに挨拶にまわり、年配の方から祝福してもらう重要なお祭りになるため、この時期に一時帰国を希望するネパール人は多くなります。(原稿は送出し機関より送っていただきました。)
「家族」のきずなを大切に
「ダサイン」のお祭りに集う人々
「ティハール」には帰省ラッシュ
一ツ橋
年明け早々に発生した能登半島地震。震度7の揺れとともに、津波・火災・土砂崩れ等により甚大な被害をもたらした。多くの尊い命が奪われ、現在も避難生活を強いられている方も少なくない。 当財団の関係ではないが、避難者の中にインドネシアからイカ釣り漁の船員として来ている20人の技能実習生が含まれている。彼らの宿舎2つのうち1つが倒壊したが、現地を離れず一つ屋根の下で実習生同士が協力しながら、地域住民と共にがんばっているとのこと。能登の出身でこの度の地震に実家で遭遇した私には、能登の重苦しく暗い海を照らす「漁火」のように感じる。一刻も早い復旧・復興を願うばかりである。
(MO)