第46回理事会並びに第30回評議員会を開催
23年度上半期の事業報告と下半期の事業展開が承認されました
10月13日(金)、当財団の第46回理事会が、東京本部会議室にて、岡島理事長以下、理事12名、監事2名の出席のもと開催されました。
会議では、2023年度上半期の事業報告並びに財政状況報告について審議されました。
審議の中では、技能実習生等の送り出し国の多角化について(従来の中国、ベトナムに加え、ミャンマー、インドネシアからの受入れを開始)、技能実習生等に対する日本語教育の強化について(母国教育実施内容への働きかけ、入国後の実習生等に対するオンラインも含めた新たな取り組み)、コロナ禍からの回復状況について(より早期の回復を目指して事業展開していくこと)などに関して、質疑応答が行われました。
審議の結果、報告について、満場一致で承認されました。
また、本理事会で審議された評議員・理事・監事の交代選任に関する件について、第30回評議員会(書面決議で実施)に提案され、全員一致で承認されました。
第46回理事会
あいさつする岡島理事長
ふれあい日本
当財団ニュース9月号に掲載された「砥部焼」体験をした今井タオル株式会社様新規配属実習生6人のみなさんから、体験の手書き作文が寄せられましたので、ご紹介します。
※入国ホヤホヤのため、母国のベトナム語で書かれた作文には、当財団駐在員に日本語訳を加えてもらいました。
「砥部焼き」の絵付け体験を作文につづった実習生のみなさん
左から、ライ ヴァン ハイ、チャン バン トアン、ダン トゥイ チャン、ブー ティ ヒエン、
チン トーウェン、グエン ティ レー ホアイ
一ツ橋
新たな強みを目指せ!
深刻な労働者不足が広がっている。介護・医療、輸送、土木建設、農業分野で人材不足が深刻である。労働力不足を外国人に活路を求める政策が進んでいる。「技能実習制度び特定技能制度あり方に関する有識者会議」でもその方向だ。周辺諸国と外国人労働者の世界的な争奪戦となっている。
日本では300万人の外国人が暮らしている。既に「多国籍化社会」と言える。アジアでは日本は魅力ある国であった。しかし、長期の経済低迷、大幅な円安もあり外国人にとっての「日本の強み」が色あせてきている。
外国人に選ばれる国になるためには、暮らしやすい社会を目指すことで新たな強みが求められる。自然や生活、医療・社会保障であろう。深夜に一人で歩ける、落とし物が見つかる。賃金以外でも暮らしやすい日本でありたい。外国人を孤立化させないために政策的な支援が不可欠だ。行政、企業、地域と連携を強化したい。当財団も技能実習生に向けた日本語支援の新たな教育プログラムも進めている。その成果に注目を。
(ジャスミンの花)