日中技能者交流センター、JCSEC

日中技能者交流センター
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第36回理事会を書面決議で実施

20年度下半期の国際交流事業再開へ向け準備

 新型コロナウイルス感染症の状況がいまだ予断を許さないため、第36回理事 新型コロナウイルス感染症の状況がいまだ予断を許さないため、第36回理事会は書面決議によって実施されることとなりました。
 提案された議案は、2020年度上半期の事業報告と財政状況報告等です。
 2020年度上半期は、当財団も新型コロナウイルスの影響により、事業実施に大きな制約を受けましたが、9月からは限定的ながら実習生の新規入国が再開されたことが報告されました。
 理事会議案は10月23日までに理事・監事の全員からの同意・確認を得て、承認されました。


ご支援に感謝いたします

 新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言発出以降に、当財団が連携している国内外の各種機関から、日本に滞在中の技能実習生のみなさんと、実習生をサポートしている当財団にあてて、マスク等の支援をいただきました。
 ここに、改めて厚くお礼申し上げます。


支援物資1

支援物資2

支援物資3

支援物資4

支援物資5

支援物資61


マスク等の支援をいただいた主な連携機関
CEOサービス開発株式会社、BROADCAST INFORMATION DEVELOPMENT CORPORATION JOINT STOCK COMPANY、亜細亜教育・投資株式会社、あけぼの成田国際研修センター、威海市聯橋国際合作集団有限公司、山東国際合作聯合有限公司、大連通産経済技術交流有限公司、中国人力資源和社会保障部国際交流服務中心、LOD人材開発株式会社、濰坊中濰国際労務有限公司、第一ハノイ投資人財株式会社(敬称略、順不同)


地方駐在員だより

コロナに負けぬたくましさ

大阪連絡事務所 藤井 忠弘

 大阪事務所の開設とともにコロナ蔓延。例外なく実習生にも降り掛かる。帰国できず八方ふさがりで在留期限も延長。ようやく11月には帰国の途へ。コロナ禍で惣菜に携わる3名を紹介したい。
 帰国準備の十分な説明を、と夜勤明けの宿舎へと会いに行く。当初の帰国を楽しみにしていただけに、彼らはストレスパンパン。感染が収まらず、面倒な検査に隔離など、とにかく大変。中には、職場に迷惑をかけたことを気にしていた子もいた。とにかくコロナが憎いと。「最後はきっちりとお礼の挨拶をしたい」とのことばが印象的だった。そして目標を聞いた。
 林君はとにかく何も考えずゆっくりしたい。王君、現地日系企業で勤めたい。陳君、もう一度日本で働きたい。と満面の笑みで日本との関わりを話してくれた。
 私もこれを聞きうれしく思った。若い彼らに、この間の実習を通じさらなる活躍を祈った。


陳君、林君、王君
左側より、陳君、林君、王君



歳時記

コロナ禍を生き抜こう

 2020年の始めから、未曾有のコロナウイルス感染症が中国武漢市で発生しました。
 ちょうど中国春節の近場で、一瞬にのんびりと一家団らんを楽しむ雰囲気は暗雲が吹き飛ばしてしまいました。感染者と死亡者が増えるにつれて、政府から国民に向け、マスク着用や手洗い、外出自粛などを強く要請されたことで、春節ムードでいっぱい溢れるはずの街々が急に人出もなく閑散とした風景が印象的でした。夢にも思わなかったのはコロナ禍に翻弄される日々です。
 コロナ禍が中国で深刻化した頃、中国は世界各国から莫大な支援を受けました。特に武漢を支援する日本の様子は中国のメディアで大いに報道されました。日本からの支援物資の箱に書かれたメッセージに「山川異域、風月同天」という漢詩が中国SNSで広まり称賛を受け話題となりました。SNSから、「大昔鑑真を動かした漢詩が再び中国の人の心を動かした」や「1300年の時を隔てて私も泣きました」などの声が上がっています。
 グローバル化の時代に、自国一国だけ感染拡大を止めることができても、地球上のどこかで感染者がいるかぎり、このコロナ禍を乗り越えたと言えません。今こそ、お互いにこれまでの世界各国の経験を生かしてコロナ禍を生き抜き、将来の在り方をよく考えるべきではないでしょうか。   (董秀珍)



一ツ橋

からだの距離と、こころの距離

 好きな時に好きな場所へ行けること、みんなでいっしょにご飯を食べること、世間話に興ずること、議論を戦わせること…これまで「当たり前」と思っていたことが、一夜にしてできなくなってしまうとは。
 新型コロナ禍により、地球中の人々が「価値観」の変更を強いられました。異国の地で自由な帰国もかなわない事態に、じっと耐えている実習生のみなさんの心中を察すると、言葉を失います。
 それでも、「アフターコロナ」「ウィズコロナ」の時代に、私たちは生きていかなければなりません。
 感染拡大予防のため、「ソーシャルディスタンス」や「食事時のルール」など、からだの距離は意識しつつ、リモートやネットでのつながりなど既存の方法とともに、足りない部分はみんなで知恵を絞って創出しながら、新しい形でこころの距離を縮めていけるような時代になればよいなあ、と思っています。   (HN)



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